特製中華そば: 1050円

道頓堀

とことん真面目な店主の、実直・美味な上質しょうゆラーメン

ここのラーメンを説明することは、非常に難しい。
たしかにうまい。ものすごくうまいのは間違いないのだが、際立った具や趣向など、分かりやすいポイントがあるわけではないから、説明が難しい。

一言で言うなら、きわめて上等な和風しょうゆ味の煮干し風味ラーメン。ひたすら純粋に美味しいラーメンなのだ。

あえて具体的に褒めるなら、店主の実直・真面目な人柄と、それが生み出す細かな工夫や努力こそが、魅力と言うしかない。

その実直さのよく伝わるエピソードが、2009年の『dancyu』と2008年の『東京絶品ラーメン』にあった。[1][2]

1

(筆者注:店主の) 庄司さんは探究心旺盛で、研究熱心。素材の質を向上させたり、自家製麺にも取り組んでラーメンを着実にステップさせている。「繁盛店なのにチャーシューの切り置きはしないなど、丁寧につくっているなぁといつも感心します」

引用元dancyu, 『人に教えたくないラーメン』, 19頁, 2009年, プレジデント社

2

チャーシューは切り置きではなく注文の度にカット。ワカメは鳴門産を使うなど、細部まで手を抜かない。

引用元『東京絶品ラーメン』, 80頁, 2007年, エイ出版

注文のたびにカットされる肉厚チャーシュー

注文のたびにカットされる肉厚チャーシューは、肉肉しい赤身的味わいが魅力

そんな店主の人柄は、ラーメンだけでなく店全体にも広がっている。全国のラーメンマニアが訪れるため行列は絶えないが、並んでいても苛立つ人はなく、愛すべき町のラーメン屋として地元の客層も多い。

家族連れが多いのも道頓堀ならでは。行列のラーメン屋では、なかなか見られない光景だ。忙しいさなかも、店主自ら小さい子づれ客に微笑んで話しかけたり、おまけで飴玉をプレゼントしたりして、お店全体が暖かい空気に満ちている。

そんな空気づくりにも、背景には真面目な店主のポリシーがあった。先の『dancyu』の記事から、店主のコメント部分を再度引用する。[3]

3

「安心して子供を連れて行けるのが、ラーメン屋の本来の姿。うちも、そんな店でありたいと思っているんです」

引用元dancyu, 『人に教えたくないラーメン』, 19頁, 2009年, プレジデント社

創業30年を超え、老舗の名店として地位を確固たるものにしながら、ラーメン通に、地元に、老若男女に愛されるラーメン。

東京を象徴する一杯として、ぜひ味わってほしい。

香ばしくジューシーな焼餃子

香ばしくジューシーな焼餃子も、忘れず味わいたい(500円)

MAP

PLACE
道頓堀
TEL
03-3939-6367
ACCESS
東京都板橋区成増2-17−2
URL
http://doutonbori.main.jp
情報更新日: 2018年07月07日

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