たまごトースト 450円

カヤバ珈琲

築100年超。地元に愛される木造建築で、丁寧なモーニングを。

東京で、ほんとうに大切にしたい朝食を紹介したい。

創業は1938年。2006年に一度は閉店しながら、熱い要望をうけ、2009年に復活。1906年に建てられた歴史と風情ある建物はそのままに、内装をリノベーションし、メニューも以前の名物と今風の品を組み合わせて刷新した。

結果、昔ながらの東京の雰囲気を感じつつ、最新のカフェに負けない心地よさ、美味しさをあわせもった空間ができあがったのだ。
日本の名喫茶・モーニングを紹介する本・雑誌にも多く取り上げられてきた。[1]

1

外観や看板、椅子など往時の設えを残したレトロモダンな空間は、常連客に加 え、谷中観光に訪れる外国人観光客にも人気だ。

引用元喫茶店文化研究会, 『昭和喫茶のモーニング&ランチ 東京編』, 38頁, 2016年, 辰巳出版

カヤバ珈琲1階の風景。

1Fはいまどきのカフェのようにおしゃれで、落ち着く空間

カヤバ珈琲2階の風景。

2Fは昔ながらの日本家屋の趣がのこる、座敷席。こちらも落ち着く。

朝食メニューは、トーストかサンドイッチと、ドリンクのセットだ。
リニューアル以前から受け継がれてきた、たまご系メニューにファンが多い。
こちらは日本を代表するライフスタイル誌『POPEYE』[2]・『BRUTUS』[3]など、雑誌でも多く言及されている。

2

弾力があってホクホクのたまごと、カリッとしたトーストの歯応えも楽しい! 優しい味をたっぷり堪能。東京の朝はこれで完壁。

引用元Tatsuya Onoda, POPEYE, 『東京'14』, 90頁, 2014年, マガジンハウス

3

名物は、厚焼き玉子を挟んだたまごサンド。閉店前の味を忠実に再現したメニューで一番人気だ。シンプルに塩・胡椒のみで味付けされた玉子焼きと国産小麦を使った自家製パンの相性は抜群。

引用元Yoko Fujimori, BRUTUS, 『喫茶店好き。』, 58頁, 2017年, マガジンハウス

たまごサンドのモーニングセット。からしマヨネーズがおいしい。

たまごサンドのモーニングセット。からしマヨネーズがおいしい。

丁寧な仕事が光る、感動的な副菜と飲み物

ここまでメインのパンメニューについて語ったが、実は注目してほしいことは別にある。メインがおいしいのは当然として、それ以上に、スープやドリンクがびっくりするくらいおいしいのだ。

まずパンの付け合せのスープ。半生の玉ねぎがはいったスープは、甘みと刺激が同居した大人の味わい。モーニングに食べれば、目が覚めるに違いない。

カヤバ珈琲のスープ。目が覚めること間違いなし。

こちらのスープで目が覚めること間違いなし。

ドリンクもすばらしい。たまご系メニュー同様、かつてから名物だった「ルシアン」は必須だ。ココアとコーヒーのミックスは、甘さとコクがありつつ、コーヒーの香ばしさが余韻に残る。

カヤバ珈琲のルシアン 500円

甘さと苦味のすばらしいバランス。ルシアン 500円

いまどきの一品でいえば、カフェラテもおすすめだ。このカフェラテは、サードウェーブコーヒー先駆けとも言われる、ノルウェー発祥・フグレンコーヒーの豆を使ったもの。純喫茶のコーヒーとは違う、いま流行りのコーヒースタンドやカフェに近い味がする。(むしろ、それらの専門店よりおいしいかもしれない)

カヤバ珈琲のカフェラテ 500円。

専門店顔負けの味わい。 カフェラテ 500円。

レジ横で、フグレンの豆も買える。

レジ横で、フグレンの豆も買える。

古い建物に、新しい空間。

昔から守り抜いてきた定番メニューと、今どきの流行りをとりいれた一品。
常に新しいものばかりが生まれている東京で、ほんとうに大切したい朝食は、こんな存在なのだ。

カヤバ珈琲の外観。大正時代(1900年代初頭)の風情がそのまま残る。

大正時代(1900年代初頭)の風情がそのまま残る外観。

情報更新日: 2019年01月20日

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