ソルロンタン 1620円

赤坂一龍 別館

いつでも誰でも暖めてくれる、朝ソルロンタン

「東京の朝食」というジャンルがあるとすれば、最初に挙げたいお店が、ここ赤坂一龍別館だ。韓国料理ソルロンタンの専門店である。

なぜ本格韓国料理が、東京の朝食を代表する存在なのか。
それは、このお店が、東京の多様性をやさしく肯定してくれるからだ。

色んな人が、個々の事情を抱えて過ごす街、東京。
食の好みも違えば、朝ごはんを食べる文脈もひとそれぞれ。
そんな一人ひとりに優しく対応してくれるのが、一龍のソルロンタンなのだ。

具体的には? まず24時間営業の年中無休であること。
一龍というお店は、いつ訪れても歓迎してくれる。朝食専用メニューなんかないけれど、行けばいつでもソルロンタンがある。

そして、このソルロンタンという食べ物も、多様性に満ちあふれている。
テーブルいっぱいに並べられた小鉢ひとつひとつが、ソルロンタンの具である。

一龍ソルロンタン、色とりどりの具たち。そのままつまんでも旨い。

色とりどりの具は、そのままつまんでも旨い。

ベースのスープ自体には、はっきりとした味付けはないが、長時間牛骨を煮出したコクがたっぷり。ここに好みの具と塩をすこしずつ足して、自分だけの一杯を作り上げていくのだ。

上記の魅力を、日本で活躍する著名女優の、市川実和子が一言で言い表している。

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この店は朝から食べられるので重宝しています。牛頬肉、韓国の春雨、ネギが入って白く濁ったスープは、こっくりと濃厚な味。だけどまったく塩味がない。(中略)塩を入れたり、キムチやご飯を入れたりして、食べ方で変化を付けていく過程も楽しい。

引用元市川実和子, & Premium, 『花と朝食。』, 61頁, 2014年, マガジンハウス

基本的に、具はおかわりできる。なので残量は気にせず、自分の好みのバランスを作り上げてほしい。ちなみにキムチはこれだけ食べても驚くほどおいしい。甘み・旨味が、日本で市販されているものと段違いなのだ。

赤坂一龍 キムチ

毎朝このキムチを食べて、しゃっきり目を覚ましたい。

こうして色々試行錯誤しているうちに、お腹はふくれ、体の芯が熱を帯びてくる。牛骨から滲み出るエキスによるものか、キムチの唐辛子か、とにかく体がぽかぽかして、元気になる。

食べ終わるには、汗ばむくらいになっているかもしれない。

いつ誰がきても、こうして温かく迎えてくれる一品だ。
もしよければ、ぜひ朝に試してみてほしい。忘れられない東京の朝になると思う。

真っ白だったソルロンタンが、最後はこうなる。

真っ白だったスープが、最後はこうなる。

MAP

PLACE
赤坂一龍 別館
TEL
03-3582-7008
ACCESS
東京都港区赤坂2-13-17
情報更新日: 2019年01月20日

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