のりトースト 170円 (ブレンドとのモーニングセットは500円)

珈琲専門店エース

懐かしいのにオリジナリティ抜群。のりトーストで始める心地よい朝

かつては日本全国に存在した、純喫茶形式のカフェスタイル。近年少しずつ減っているその純喫茶で、神田「珈琲専門店 エース」は懐かしさと、居心地の良さを守り抜きながら、唯一無二のポジションを築いている。

その象徴がのりトーストだ。
日本を代表するカルチャー誌『BRUTUS』でも、度々取り上げられてきた。 [1][2]

1

トースト界ぶっちぎりの意外性の妙、海苔。

引用元Yoko Fujimori, BRUTUS, 『喫茶店好き。』, 66頁, 2017年, マガジンハウス

2

名物のりトーストは、磯辺焼きのような和風味ながら、不思議とコーヒーと好相性。

引用元Junko Nakahama, BRUTUS, 『最高の朝食を。』, 38頁, 2011年, マガジンハウス

のりトースト。スナックのようにぱくぱく食べてしまう。

薄焼きトーストにサンドされて、スナックのようにぱくぱく食べてしまう。

一口食べれば、「これぞ日本人ならではの発明品!」と感動すること間違いない。香ばしいトーストと、海苔の磯風味、そして醤油のコンビネーションは、日本人にとってはどこかなつかしい味を感じ、外国人にとっては未体験のスナック菓子のような驚きを与えてくれるはずだ。

もちろん、どちらにとってもすごくおいしい、ということは間違いない。

先の『BRUTUS』によれば、このメニューのルーツは、日本人にとって大定番のお弁当「海苔弁」にあるらしい。どおりで、優しくなつかしい味がするのだった。[3]

3

海苔と醤油のハーモニー。ルーツは母の作る海苔弁当。驚愕のリーズナブルさ も、業界随ー。

引用元Yoko Fujimori, BRUTUS, 『喫茶店好き。』, 66頁, 2017年, マガジンハウス

ここにしかない、エースの朝の風景

エース店内の風景。懐かしさと、ここにしかないエキゾチックさが同居している

店内の風景。懐かしさと、ここにしかないエキゾチックさが同居している。不思議と落ち着く。

エースは朝7時から営業開始。モーニングサービスは11:30までだ。のりトーストとコーヒーのセットは、500円という安さ。しかもお昼までコーヒーはおかわり自由。

エース店頭の看板朝メニュー。

店頭の看板朝メニュー。

朝から多くの人がここに集う。

2009年の朝日新聞(日本最大級の新聞だ) によれば、お店を切り盛りするご兄弟のお二人は、1971年の創業以来、とにかくオリジナリティを大事にしているそう。[4]

4

(筆者注: 店主の言葉)「チェーン店に負けないためには、オリジナリティーが必要です」

引用元『朝日新聞』, 夕刊, 2009年, 朝日新聞社

のりトーストだけでない。お店の雰囲気やコーヒーの味も、エースにしかない。創業50年近く経った懐かしさと、ここにしかない体験を求めて、これからも多くの人が通い続けるのだろう。

エース店内のカウンター上に置かれた人形と時計

カウンター上に置かれた人形と時計

アメリカンドーナッツ 230円。 (ドーナッツなど、モーニングセット以外のメニューも朝から頼める)

アメリカンドーナッツ 230円。 (ドーナッツなど、モーニングセット以外のメニューも朝から頼める)

かつて日本中どこにでもあった純喫茶という存在は、いずれなくなるかもしれない。ただコーヒーを飲むだけなら、便利なチェーン系カフェで充分だからだ。
それでもエースのようなお店は、ずっと愛されるに違いない。日本の、東京の、神田にしかない朝。ぜひ訪れてほしい。

エースの外観

MAP

PLACE
珈琲専門店 エース
TEL
03-3256-3941
ACCESS
東京都千代田区内神田3-10-6
情報更新日: 2019年01月20日

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