ラ・メゾン・ド・ショコラ
40年以上愛される、チョコレート・ガナッシュの芸術
いつだって、チョコレートは特別な存在だった。
そんな感傷にひたらせてくれるのが、ラ・メゾン・ド・ショコラのチョコレートだ。
1977年、後に「ガナッシュの魔術師」と呼ばれるロベール・ランクスがパリに第1号店をオープン。
当時はフランスでも、ショコラ専門店は珍しかったという。そのなかでラ・メゾン・ド・ショコラは大きな話題を呼び、現在までチョコレート文化を支えてきた。[1]
開店当時の様子は、「料理の鉄人」の審査員も務めた食の専門家、岸朝子の記述に詳しい。[2]
フランスのチョコレートの歴史を大きく塗り替え、進化させた名ショコラトリーといえば、1977年、パリに創業した「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」だ。
彼が作るカカオの芳香にあふれた粒チョコレートは、 たちまちパリ中の話題となり、パリジェンヌをすっかりとりこにするほどのブームを呼んだという。
その一粒は、40年を経た今もなお至福の味わいだ。「ガナッシュの魔術師」と呼ばれるのも納得の、深い口溶けとクリーミーなまろやかさ。
近年の“ビーン・トゥ・バー”ブームに代表される「素材としてのカカオの味わい」を追究するチョコレートとはまた違った、技術の極みとしてのチョコレートだ。
その秘訣は、愚直なまでの手仕事へのこだわりにある。[3][4]
才能、情熱、こだわりと進取の精神で取り組み続けているチョコレート作りは、クーベルチュールを砕く作業から、カット、コーティング、デコレーション、梱包にいたるまで、すべてが手作業で行われている。
チョコは全て朝採れの牛乳を使い、現地で手作りすることで本国同様のフレ ッシュな味を提供している。
味もさることながら、上記にて『東京ショコラブック』で紹介されているように、美しい梱包・デザインへのこだわりも見逃せない。自分へのご褒美にも、誰かへのプレゼントにも良い。
ミュージシャンの坂本美雨も、特別な日のチョコレートとして紹介していた。[5]
見た目やパッケージからも、繊細に作られていることが伝わってきて、口に入れれば濃厚な喜び。 (中略) これは誰かの誕生日に渡したり、本当に疲れた日に、六本木のお店にふらっと入って1〜2粒だけ食べたりすることが多いです。
この数十年で、高いものから安いものまでより身近になったチョコレート。
でもこだわり抜かれた1粒のチョコレートは、いつだって嬉しくときめく特別な存在だ。
40年前から変わらないその輝きを、どうか口にいれて確かめてほしい。
MAP
- PLACE
- ラ・メゾン・ド・ショコラ
- TEL
- 03-3201-6006
- ACCESS
- 東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル1階
- URL
- http://www.lamaisonduchocolat.co.jp/ja_jp