ショコラティエ・エリカ
かわいく気品ある「町のチョコレート」は、超しあわせの味
「町のお菓子屋さん」ならぬ、「町のチョコレート屋さん」と言われてイメージが湧くだろうか?
気張らず、でもちょっと特別で、頼りになるお店。
白金台駅から歩いて10分弱に、そんな夢のようなチョコレート屋さん「ショコラティエ・エリカ」がある。
ここに来たら必ず食べてほしいものが2つある。
その1つがマ・ボンヌ。ぶっといチョコレート・バーの中に、ぎっちりマシュマロやナッツがつまった夢の逸品である。
この説明だけきくと、重たそう、甘ったるそう、という印象を持つかもしれない。
ところが違う。マシュマロ・チョコレート・ナッツが調和して、すべてが“ちょうどいい”。
びっくりするほど幸せの味がする。
『テルマエ・ロマエ』などの作者で漫画家のヤマザキマリも、このマ・ボンヌを激賞している。[1]
中に大好きなマシュマロやナッツが入っているのですが、チョコレートの味も硬さも食感もボリューム感も、全てが自分好み。 (中略) このチョコレートが冷蔵庫に入っているだけでしばらく幸せになれるくらいです。
引用元ヤマザキマリ, anan, 『大好きが止まらない!!!愛しのチョコレート』, 23頁, 2017年, マガジンハウス
マ・ボンヌがとっておきの贈り物だとすれば、もうひとつ食べてほしい逸品は普段づかいのチョコだ。
それは、お店のシンボルカラーを用いたミントチョコレート。
かわいらしいリーフ型のチョコレートが、淡いグリーンの箱にぎっしり詰められている。ミント味が苦手な人にもおすすめしたい、ショコラティエ・エリカの看板商品である。
ミントの爽やかな風味と、上品で濃いチョコレートのバランスがちょうどいい。
女優でモデルの新木優子も、このミントの、小さい頃からのファンだという。[2]
ミントチョコって、歯磨き粉の味がするイメージがありませんか?(笑)だから苦手って言う人も結構多いんですけど、これを食べさせたらみんな好きになります。普通のミントチョコは苦手だけど、これだけは食べられる! って
マ・ボンヌしかり、ミントしかり、ここのお菓子はなぜここまでシンプルに美味しいのか。
様々な文献を調べると、鮮度や調理環境への徹底的な気づかいに、その秘訣があるようだ。
店頭のチョコレートはどれも作り立てだという。[3]
ショップの階上にはアトリエを設けており、店頭にはいつも作り立てのフレッシュなチョコレートが並ぶ。支店やデパートへの出店要請を頑に受け入れてこなかったのも、作り立てにこだわっているからだ。
また、チョコレート作りに適さない8月は、完全に休業するという姿勢にも驚きだ。[4]
徹底した温湿度の管理と、高度な技術によって作り出される本格チョコレートは、口溶けがいい風味豊かな大人の味。 (中略) チョコレート作りに適さない8月は丸々休業してしまうという徹底したこだわりも、エリカが長年支持されている理由の一つ。
こんなお店が近所にあったらいいのに……
を体現するショコラティエ・エリカ。
ぜひ直接店舗に訪れて、夢のような空間でただただ美味しいチョコレートを味わってほしい。
MAP
- PLACE
- ショコラティエ・エリカ
- TEL
- 03-3473-1656
- ACCESS
- 東京都港区白金4-6-43
- URL
- https://www.erica.co.jp